皆さんこんにちは!
嵩洋丸、更新担当の中西です。
楽しむ人が必ず知っておくべきこと
遊漁船での釣りは、陸の釣りとはまったく違う。
魚のサイズ、量、出会え方、そして海の迫力が段違いだ。
しかし、乗る人全員が楽しむには、
準備、マナー、船上での立ち回りなど、知っておくべきことが多い。
これらを知らないまま乗ると、釣りの結果だけでなく、
周囲の乗船者や船長の負担にもなってしまう。
今回のブログでは、
「遊漁船で釣りを最大限楽しむために必要な知識と準備」
「船長が本当に伝えたいこと」
「初心者がやりがちな失敗とその対策」
を3000字以上で徹底解説する。
■ 遊漁船は「釣りの技術を一気に伸ばす最高の学校」
船の釣りは、陸と比べて圧倒的に釣れる。
なぜなら、魚の生息地の上に直接行けるからだ。
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魚探で魚の群れを探せる
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回遊ルートに船を止められる
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ベイト(小魚)の反応を見て判断
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深場(50〜100m以上)にも行ける
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大型の青物やタイとの出会いが増える
釣り初心者からすれば、成長速度が段違いに速い。
船長のアドバイスもダイレクトに活かせる。
■ 遊漁船に乗る前に「絶対に知っておきたい準備」
1. 服装
風、日差し、急な雨に対応できるようにする。
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防水ジャケット
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滑りにくい靴
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帽子
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冬は手袋・ネックウォーマー
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夏はUV対策
海の気温は陸より体感温度が低い。
寒さは釣りの集中力を奪うため、防寒は重要。
2. 酔い止め
船酔いは誰にでも起こる。
特に初心者は必ず酔い止めを飲んでおくといい。
3. 道具
遊漁船ごとに推奨タックルがある。
例)
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タイラバ:ベイトタックル、PE0.8〜1.0号
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ジギング:PE1.5〜2.5号
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イカ釣り:ライトタックル
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青物:強めのスピニングタックル
レンタルがある船も多いので安心。
4. 水分と軽食
海の上は想像以上に体力を使う。
スポーツドリンクや軽食は必須。
■ 遊漁船で守るべき“最低限のマナー”
遊漁船は複数人が同じ空間で1日過ごす。
快適に楽しむためにもマナーは非常に大切。
● 投げ釣りは禁止
船釣りのほとんどは真下に落とすスタイル。
投げると他の人のラインに絡む原因になる。
● ラインの太さは必ず守る
太すぎるラインは潮に流され、隣の人と絡みやすい。
● 仕掛けが底に着いたらすぐ巻く
底取りの遅さがトラブルを生む。
● 船長の指示は最優先
船長が一番海を知っている。
ポイント移動や釣り方のアドバイスは必ず聞く。
● ゴミは絶対に海に捨てない
環境保護は遊漁者の義務。
■ 遊漁船の船長が本当に伝えたいこと
船長はいつもこう考えている。
「どうすれば全員に1匹でも多く釣らせられるか」
「どうすれば乗船者が安全に帰れるか」
「どうすれば海の魅力を知ってもらえるか」
そのために、
天候の判断やポイント選択にはとてつもない神経を使う。
乗船者が楽しむ裏には、
船長の努力と責任がある。
■ 初心者が遊漁船でよくやる失敗と対策
失敗1:底が取れずに延々とラインが出る
→ 対策:指示された重さのオモリを使う
失敗2:焦って巻きすぎてバラす
→ 対策:一定のスピードで巻く
失敗3:周りと違う仕掛けを使ってしまう
→ 対策:船長や常連の仕掛けを真似る
失敗4:アタリがあっても合わせが早い
→ 対策:タイラバなどは向こう合わせが基本
船釣りは「合わせない方が釣れる」ことも多い。
■ 遊漁船の“楽しい瞬間”は釣果だけではない
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朝の集合でワクワクする
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出港時の海風が気持ちいい
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魚が釣れた瞬間の興奮
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同船者と笑い合う空気
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船長の話を聞く楽しさ
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最後に釣果写真を撮る喜び
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家に帰って魚を捌く達成感
全てが「遊漁船でしか味わえない1日」になる。
■ まとめ
遊漁船は、釣りをするためだけの時間ではない。
海を知り、魚と出会い、人とのつながりを感じる貴重な体験の場だ。
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事前準備
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乗船マナー
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船長の技術
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仲間との協力
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海の瞬間ごとの表情
こうしたすべてが合わさって、
遊漁船での一日は特別なものとなる。
釣果だけにこだわらず、
海の時間そのものを楽しんでほしい。
その一日が何年経っても忘れられない思い出になるはずだ。